家を取り壊す時はどうすればよいのか?
手続きも分からないし、誰に相談すればよいのかも分からず、一人悩まれている方もいるのではないでしょうか?
インターネットなどで調べた業者に連絡を取り、いきなり強めの営業をかけられるのも嫌だし・・・。
でも、何も知らないから先ずは話しを聞きたい!
でも、「やはり、話しを聞きたいけど、営業を掛けられるのも嫌なのです」と、ためらわれている方。
解体見積りを取る際の準備と注意点が分かると思います。
家を取り壊す時に重要な事は次の2点。
当たり前のことかもしれませんが、何も知らない方への参考です。
ココがポイント
始まりと終わりの明確化!
この2点が決まっていればもう安心です。
建物の大きさが分かる書類(登記簿謄本があればいいですね)調べた業者に連絡を取ってみましょう。
しかし、まだ不安が・・・
そのような方は、もう少しこのままご覧ください。
家の解体は、どこまで依頼するかを決めることが重要
最終的にはどうするの?
最終的にどうしたいのかを明確にしておきましょう。
家(建物)だけを取り壊せばよいのか、それ以上のことを望んでいるのか。
例えば、自分の敷地を見回すと、こんなものも目に入ります。
- 敷地には境界を明示する塀がある
- カーポートがある
- 物置がある
- 植栽がある
・・・などなど。
家だけを壊すのか、付随する工作物や植栽なども撤去して完全なる更地にするのか。
依頼(所有)されている方が、どのような状態にするべきか曖昧なままでは、依頼された業者が戸惑います。
「こうして下さい!」と明確に伝えられるように考えをまとめておきましょう。
解体業者の多くは建物の解体だけでなく、塀などの工作物や植栽の撤去もおこなってくれます。
見積りを依頼される時にこの点を伝えられるだけで、より精度の高い見積りを取ることが可能になります。
作業開始時の状況
どこまで(作業エンド)を依頼するのかが決まれば、どこから(作業スタート)行って欲しいのかを決めましょう。
建物の中には、捨てる予定の家具や調度品、家電品などがある場合もあります。
それらの処分を解体業者に依頼する事が可能な場合が多いです。
しかし、処分を依頼するにもお金が掛かります。
実際の分量を見てみないと解体業者も金額が出せないので、簡易見積りの際にはこの金額が不確定要素になってしまう事は理解しておきましょう。
更に、家電品の中にはリサイクル法に該当する処分品が存在している場合もあります。
ココがポイント
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法) 一般家庭や事務所から排出された家電製品から、有用な部分や材料をリサイクルして、廃棄物を減量すると共に、資源の有効利用を推進するための法律
該当品目参考
該当品目の処分も依頼される場合は、リサイクル処分費も発生するので注意してください。
出費を減らしたい場合は、処分品目を減らす事も考えましょう。
ココがおすすめ
リサイクル業者に買い取って貰うことも検討
まずは、お住まいの近所にリサイクルショツプがあるのか調べてください。
家具や調度品、家電品の中には現金化出来るものが含まれている場合もあります。
全て処分で出費がかさむより、リサイクルショップに持ち込み(出張引き取り可能な業者も有り)売れる物は売って現金化しましょう。
こうして依頼範囲が決まれば、あとは見積りを取るだけです。
ワンポイントアドバイス
解体見積り依頼
インターネットを利用した解体見積り依頼
今回、複数の無料見積りが取れるサイトにアクセスしてみました。
入力する内容は次の項目です。
- 住所(建物がある都道府県)
- 建物構造(解体したい物)
- 延床面積(必須でないサイトもあり)
- 工事希望時期(必須でないサイトもあり)
- 氏名
- 連絡先
- ご質問・ご要望・ご希望などのメモ
各サイトで入力上の必須項目に違いがあります。
いくつか見比べて分かった事は・・・
メール依頼、メール回答のサイトは少ないでしょう。
何故なら・・・
解体工事費は一律ではないからです。
それは、現場の詳細が分からなければ、見積りを出し切れないからです。
ココに注意
現場に何トン車が横付けできるのか?
敷地内にトラックや解体工事で使う重機を搬入できるのか?
アスベストが使われている建物なのか?
敷地内に祠(ほこら)や井戸などがないか?
同じ大きさの建物でも、現場にトラックも重機も入れない場所では人手と時間を要してしまい、工事費も高くなります。
アスベストが使われている建物(石綿セメント瓦なども注意)の場合は、現場を養生シートで囲う必要があり、これも費用が高くなります。
また、祠や井戸などがある場合は、解体前にお祓いして欲しいと業者に依頼されるでしょう(多くの業者が気にされます)。
そして、井戸があると埋める費用が発生します。
それらが把握出来ないと、精度の低い見積りとなってしまいます。
より具体的な金額を知りたい場合は、業者に現場を見て貰うことをおすすめします。
電話による確認
インターネット(サイト)を利用して、見積りを依頼した会社から電話があります。
最初に確認されるのは、解体する建物がある所在地です。
所在地を伝える事で、紹介できる解体業者を検索してくれました。
私が伝えた該当地であれば、4社を紹介することが可能と教えてくれました。
この紹介に料金の発生はないそうで、見積りなので各業者への見積り代の支払いもないとのことでした。
また、見積り後の解体業者への断りも、このサイトの担当者に任せることが出来ると聞きました。
解体見積り依頼の窓口的な役割を果たしてくれるサイトが「一括見積り」のサイトだったのです。